ドルチェ&ガッバーナ

【ドルチェ&ガッバーナ】コム デ ギャルソン・オム プリュス 2022年春夏コレクション – 馥郁と咲く花の魅惑に誘われ

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ドルチェ&ガッバーナ

コム デ ギャルソンオム プリュス(COMME des GARÇONS HOMME PLUS)の2022年春夏コレクションが、2021年7月12日(月)、東京南青山にて発表されたドルチェ ジャケット コピー

“脆さ”ゆえに現れる花の魅惑

コム デ ギャルソンオム プリュス 2022年春夏コレクション - 馥郁と咲く花の魅惑に誘われ|写真78

艶やかにして華麗、あるいはひっそり可憐に咲く、“花”ドルガバ 偽物その「美しさ」ゆえだろう、花は往々にして華やぎや幸福な感情と結びつけれられるしかし、花を見て慰められ、やりきれぬ思いをその姿に仮託するように、花とは哀しみのなかでこそ見る者へと情動的に訴えかけるそして、盛りを迎えるとたちどころに散り去る桜のように、花自身もまた極めつきの儚さを孕んでいる今季のコムデギャルソン オム プリュスは「花の存在」をテーマに、脆さにおいてこそ現れる花の姿を示してみせる

色とりどりの花が咲く

コム デ ギャルソンオム プリュス 2022年春夏コレクション - 馥郁と咲く花の魅惑に誘われ|写真32

テーマ中の“花”の言葉に見るように、テーラードアイテムを中心としたウェアの数々にのせられるのは、花々の姿であるバックに華やかなプリーツを施したジャケットや、ロングシャツ、裾にかけて大きく膨らみ、さながらドレスのような面立ちのトレンチコートなど、赤やピンク、黄色など、とりどりの色彩で花柄がのせられているまた、ブラックのテーラードジャケットやレギンスなどには、艶やかに薔薇の刺繍を施した

華やぎの屈性

コム デ ギャルソンオム プリュス 2022年春夏コレクション - 馥郁と咲く花の魅惑に誘われ|写真3

しかし、主眼となるのは、いわば花の華麗さの屈性であるたとえば、テーラードジャケットやブルゾン、コートなどには、上下で素材を大胆に切り替えを施してミリタリーを感じさせるカーキのファブリック、あるいは冷え冷えとしたモノトーンの花模様に屈強なレザーブルゾンを組み合わせるなど、花の優美さに、それとはまったく異質の素材感を衝突させている

コム デ ギャルソンオム プリュス 2022年春夏コレクション - 馥郁と咲く花の魅惑に誘われ|写真81

また、荒々しい切りっぱなしの裂け目も、花の優美さの背後に忍び寄る儚さをほのめかすテーラードジャケットは、フロントを波状にカットジャケットが持つシャープな印象を、より流動的な表情に変化させたまた、着丈を長く取ったジャケットやコートなどの裾には、大胆なスリットを幾筋と施し、歩みに合わせてダイナミックに揺れる躍動感を演出さらに、チェックジャケットのスリーブに入れた裂け目や、バックに施した髑髏状のカットアウトも、なるほどそこから花柄が覗く点では装飾的だが、むしろその布地の空白地帯が儚さをこそ感じさせる

米アーティストベデルギウスとのコラボレーション

コム デ ギャルソンオム プリュス 2022年春夏コレクション - 馥郁と咲く花の魅惑に誘われ|写真28

花の脆さを示すもうひとつの例が、アメリカのコラージュアーティスト、ベデルギウス(BEDELGEUSE)とのコラボレーションだベデルギウスは、人間の骨や内臓を草花で繋ぎ合わせた作品を手がけており、そうした並置には美しさが孕みもつ脆さや儚さが映しだされているロングシャツや裾にファーをあしらったロングジャケットには、バックに花と内臓、髑髏などを組みわせたグラフィックをヴィヴィッドにプリントその儚げなモチーフが、突き抜けるようなホワイトの地と清々しいまでのコントラストを織りなしてやまない

ナイキのコラボシューズも

コム デ ギャルソンオム プリュス 2022年春夏コレクション - 馥郁と咲く花の魅惑に誘われ|写真93

足元を固めるシューズには、華麗に花柄をのせたドレスシューズや、ジョージコックス(GEORGE COX)とのコラボレーションによる重厚なラバーソールシューズなどが顔を見せるその一方、ナイキ(NIKE)とのコラボレーション「エア マックス」スニーカーは、そのシンプルで流麗なフォルムでもって、花園にすうっと抜ける一陣の風のように、ある種爽やかな心地よさを吹き込んでいる

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